予防歯科重視
繰り返し歯を削る治療では将来的にみて、良いこととはいえません。
医療法人社団 未来会は、歯を抜いたり削ったりしないよう、予防歯科を重視しています。
日ごろの歯磨きでは行き届かないケアを予防歯科で補うことで虫歯や歯周病にならない環境を作り、口臭予防、着色を防ぎます。
歯を抜いたり削られたりしないように予防処置をしたりアドバイスします。
フッ素
フッ素を歯に塗布したことにより、虫歯になりにくい環境にします。定期的に塗布することが大切です。
シーラント
歯の隙間があることにより、食事時の食べ物が入りこみ、虫歯になりやすい環境を作ってしまいます。
シーラントを埋め込むこで、歯の隙間をなくし、虫歯のなりにくい環境にします。
カリエスリスク検査
口腔のミュータンス菌(虫歯の原因菌)の検査を行い除菌が必要かどうかをチェックします。
PMTC (プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
PMTCとは、1971年にスウェーデンのアクセルソン博士により作られ、彼によって計画され導入された予防プログラムは、6年後に3歳児の被虫歯率を80%からわずか4%へと引き下げたという結果がでており、
プロによる専門的な歯のクリーニングと虫歯、歯周病予防です。
この方法は、歯科衛生士によりさまざまな器具とフッ化物入りペーストを用いて、ホームケアでは磨きにくい歯と歯の間やすべてのプラーク(歯垢)を除去していきます。これによって歯周患者の改善、虫歯予防、審美性の向上、歯質の強化などの効果が得られます。
ティースクリーニング (歯石除去)
超音波や器具を使い、目に見える範囲のプラークや歯石の除去(プラークが石灰化したもの)、ステイン(着色)を除去し再び汚れなどがつきにくい歯に仕上げます。
虫歯
虫歯は、主にミュータンスレンサ球菌(ミュータンス菌)という細菌による感染症であることが判ってきました。
ミュータンス菌は、甘いもの(主にショ糖)をエネルギーとして作り出すネバネバ(グルカン)によって、歯の表面にフィルム状の細菌の被膜デンタル・プラーク(バイオフィルムとも呼ばれる)を作ってしまいます。その結果、プラーク中の細菌がつくりだす酸によって歯の表面のpHが下がり(酸性になり)歯のエナメル質が溶かされて虫歯になってしまうのです。
ミュータンス菌は子供の歯が生え始めた頃(1〜2歳前後)、母から子へ感染すると考えられています。3歳ぐらいまでは感染の機会をなるべく少なくすることが重要です。
お母さんの口の中にミュータンス菌が多いとそれだけ子供にうつる率が高くなりますから、母子ともに虫歯のリスク判定の検査を受診し、その結果に基づいて歯科医院で食生活やブラッシングの指導を受け、プラークコントロールを実施しましょう。
検査によってミュータンス菌が多いとわかった時は除菌することも可能になりました。